誰かと旅行するのは難しい
私は34歳会社員(男性)です。
私は、実はヤフー知恵袋をちょくちょく見ていまして、いろんな悩み事があるものだなあと感じたりします。
最近読んだものとして、「妻と旅行にいくのが嫌」とか「夫婦で旅行に行こうとすると喧嘩になる」といったものがありました。
この相談を読んだとき、「何も一緒に旅行に行かなくてもよいのでは?」と思ってしまいました。
旅行は個人の趣味趣向がよく出る
私は海外旅行に関心がありません。そもそもさほど旅行に関心が薄いのですが、それでも国内旅行は年に2回ほどしています。
私の旅行の目的は「宿で安らぐこと」です。
ですから、まずは「宿」が重要です。そして、旅行で疲れることがない、「休める」というのが大切です。
素敵な食事と温泉、移動に苦労しない距離感の行き先、これらを重要視します。
ある意味、場所はどこでもかまいません。下手すれば車で一時間の距離の旅行先でもOKです。
地域の名産や名所に対する興味も低めです。宿のなかで知れる程度のご当地名物などを味わえればそれでよいです。
そんな私なので、海外旅行はほぼ「疲れにいく」ものだと感じてしまいます。準備に労力がかかり、旅行先でも慣れないことが多く、それはとても疲れそうで、「安らぐ」とは程遠い経験なのではないかと思っています。
ところが、私の妻は海外旅行が大好きです。
ハワイとかじゃないです。台湾の田舎だとか、フィリピンやベトナム、スリランカ、中国など、しかもそれらの観光地化されていない農村や村などに出向いてより現地の住民に近いところで数日間過ごす、という旅行をよくしています。
だいだい一人で出かけています笑
妻はよく「行ったところにしかない食べ物や建物、風景を経験したい」と言います。それに、妻はどうやら、なまぬるい日常を脱して、日本語や日本の常識が通用しない別世界で生活してみせる、といったことに情熱をささげている様子なのです。
「旅行にいきたい病」に罹患している人々が少なからず存在しているらしいのですが、妻はきっとそうにちがいありません。
海外旅行とはすなわち「大冒険」でして、妻は日本では毎日眠そうに仕事に行っていますが、ひとたび海外へ出れば別人のようにアグレッシブで、まるで試合中に骨折しても気づかずプレーするアスリートのようです。
私からすれば、なぜわざわざ大変な目に遭いに行くんだろうか、と思えるのですが、妻は3月ごとに自ら設定する大冒険に挑み続けなければ、日本で仕事なぞやってられないのだそうです。
トラウマの新婚旅行
私は、25歳のときに結婚しました。
当時、妻は既に中国チベット自治区やウズベキスタンへの旅行も経験していて、妻から「結婚式の費用を最小限に抑えて、新婚旅行として海外へなるべく長く旅行にいきたい」と言われていた私は、妻に旅行の計画を委ねることとしました。
妻は、「新婚旅行」という名の下に、私との海外旅行を計画してくれました。
経験豊富な妻は、旅行会社などは一切使わずに、海外経験値の少ない私にも楽しんでもらえるように、1週間の台湾旅行を計画してくれました。
台湾はご存じの人もいると思いますが、文化や風習、料理、人柄なども「だいたい日本とおんなじ感じ」(?)である国で、海外初心者にはうってつけの国です。
飛行機に乗ったこともわずかしかなかった私ですが、なんとかパスポートを取得して、新婚旅行として妻と台湾に行きました。
有名な観光地で写真をとったり、町の食堂で食事をしたり、屋台で肉まんを食べたり、それなりに楽しく過ごせたのですが、それが、スケジュールが私にとってはかなりハードでくたびれてしまいました。
私はいまもそうなのですが、当時から夜8時以降に外出していることがほとんどなく、夜8時といえば風呂に入って、パジャマをきて、いつでも寝れますみたいな状態でいることが当たり前でした。
それなのに、遠く海外の台湾で、「夜9時までならおいしい鍋の店に入れるから」といって、8時過ぎ頃に徒歩20分くらいかかる飲食店に行こうと言ってきました。
もうホテルにいってシャワーを浴びて眠る準備を整えたいと思っていましたが、「せっかくだから行こう」と言われ気が進まないもののついていきました。
巨大な湯葉の入ったヘルシーな鍋の料理で、確かにとてもおいしかったことを覚えています。
ただ、時間はもう夜10時過ぎで、私はくたくたで元気がなくなってしまいました。
ようやくホテルについてシャワーを浴びて、私は「今日はがんばったなあ」と口に出しました。すると、妻が「そう言うのはよくないよ」と冷たく言ってきました。
私は当時「こんなに苦労して一緒に来たのにねぎらいの言葉もないのか」と思っていてむすっとしてしまいましたが、妻からすれば「一緒に楽しみたいと思っているのに、そんなに嫌々だったのか」と思っていたことでしょう。
このときの旅行のすれ違いは、現在もなお私たち夫婦のなかで生きている教訓となっています。
つまり、「旅行に対するスタンスが異なる」ということ。スタンスの異なる人同士で旅行にいっても互いにストレスとなる、ということです。
最後に
それ以来、わたしたち夫婦のなかで、海外旅行であれば妻だけで行く、というのが常識となっています。
妻が海外旅行にいっている間、時間があれば私は子供とふたりで国内旅行にいくことが多いです。
また、家族三人で国内旅行にいくときは基本的には私が主導で宿やスケジュールの大枠を決めます。妻は国内旅行では「大冒険」にはならないのでおとなしくしています笑
私自身が一人旅というのはあまり気が乗らないので、私だけで旅行するということはほぼありません。
もし「家族旅行はみんなでいくもの」と思い込んでいる人がいたとしたら、今一度、その呪縛を解いてみてはいかがでしょうか。