想定外なテーマ

 2023年公開の映画「怪物」をネットフリックスで鑑賞しました。私は映画は好きなほうです。ただ、SF映画をよく観ることが多くて、邦画を観ることは少ないのですが、「怪物」は評価がかなり高かったことから観てみました。

 まったくの事前情報なしで鑑賞しました。

 前半あたりまではシングルマザーの訴えとそれに対する学校の対応、追い込まれる教師が描かれ、ミステリー調の雰囲気で進んでいくのですが、後半になって視点が小学5年生の麦野湊に切り替わると「あれれ、これはひょっとしてLGBTがテーマなのか・・・?」。

 高校生あたりを登場人物にする同性愛などの物語はいままでもあったかと思いますが、小学生がメインになるというのは見たことがありませんでしたのでけっこう驚きの展開でした。

 親として気を付けようと思った

 私にとって、保利先生がよく口にする「男らしく」という言葉は鑑賞中にかなり心に引っかかった(教師がそんな発言していいのかあ?と)ものの、麦野湊の母親が車のなかで湊に言った「普通に、湊が家庭をもつまで育て上げる」というセリフには一切ひっかかりませんでした。

 でも、このセリフはいわば「息子がお嫁さんをいつか連れてきて結婚して家庭を築く」ということを大前提にしているものであるため、自身が同性愛者であると気づき始めた湊にとっては酷なものであっただろうと思います(湊は車から飛び出してしまいました。。。)。

 この母親のセリフを聞いたとき、うかつにも私は何の違和感も感じず「立派なシングルマザーの決意表明」くらいに受け止めていたので、映画を観終わってから、これは自分にもとんだバイアスがかかっていたのだものだな、と気づかされました。

 男の子なら、そりゃ女の子を好きになるでしょ、って。

 ふつーにそうでしょ、って、私もやっぱり思っていたわけであります。

 私には現在6歳の息子がいますが、例えば中学生になったときに「好きな女の子くらい、ふつうの男子中学生ならいるんじゃない?」とか、思わず言ってしまいそうです。

 私はふだん息子と接するときに、「男の子は○○だよ」とか「それは女の子しかしないよ」とか、そういった性別の枠で興味や言動を固定化させるようなことは言わないようになるべく気を付けているつもりです。息子はピンクの靴を買いたがるし、髪も伸ばしたがるので、本人のしたいようにさせてあげています。

 それでも息子が10歳16歳20歳と成長していったとき、思わず昔ながらの価値観がにじみ出てきて知らず知らずのうちに息子を傷つけてしまうことがありそうな気がしてしまいます。

 この映画は、忘れたころに繰り返し観るべきものなのかもしれませんね。

 星川くんがかわいすぎる

 映像に星川くんが登場したとき「ん? 女の子? いや、男の子かあ?」とどちらかわからなくなるほどの美しい顔だちにほれぼれしてしまいました。

 後から検索してこの星川くんを演じているのは柊木陽太という俳優であることを知りましたが、映画鑑賞中は「子役の女の子が星川くんを演じているのでは???」と考えたほどスーパーキュートなお顔をしています。

 いやあこれでは、湊が星川くんを好きになるのもわかる気がしてしまう笑

 ネットではさまざまな考察が繰り広げられているのに私の感想はこんな程度です。。。

 私が中学生の頃、「ホモ」という言葉が流行っていた

 映画「怪物」を観て思い出したことがあります。

 私が中学生の頃、学校で「ホモ」ということばがよく使われていました。私が中学生なので、2006年頃です。

 たとえば、こんなことがありました。

 教室のドア付近で私(男子)と友人(男子)がおしゃべりをしていたときに、廊下から女子2人組が教室に入ろうとこっちに向かってきました。私は、ドアが友人でふさがってしまって彼女たちが教室に入れないだろうと思い、友人の肩に腕を回して自分のほうへ引き寄せて道をあけてあげました。

 すると彼女らが「びっくりしたあ。ホモかと思った~」と笑いながら教室に入ってきました。

 彼女らには学ランを来た男子ふたりが抱き合い始めたように見えたのだろうと思います。

 当時は、私はこの「ホモ」ということばを「男同士好きあっている」といったような意味なんだろうなととは思っていたものの、軽々しく使われることばとしては不適切だろうなあとは感じていました。

 ただ、よくもわるくも自分にまったく該当しないと自覚していたために嫌悪感や反発心といったものもまったくなく、自分が口にすることはないにしても問題意識のようなものはありませんでした。

 当時のあの時代のあの教室ではクラスメイトが「お前ホモかよ~」「ホモじゃ~ん」「ちげーよ」と悪気もなくいいあっていたのは確かです。もしあのとき、仮にクラスメイトに自身の性的指向などで悩んでいる人がいたとしたら、あの環境は最悪だったに違いありません。

 まとめ

 映画「怪物」はLGBTという言葉が存在するすべての現代人が観るべき作品だと思います。

 学校や職場でも、研修として鑑賞してもいいくらいの映画です。

 いまならネットフリックスで見れますから、ぜひ鑑賞して理解を深めていきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者

管理人はとちゃん

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