第75回(令和7年度)税理士試験の消費税法に合格しました
私は4回目の受験でようやく消費税法に合格しました。
インボイス制度が導入された令和6年度税理士試験は消費税法を受験しなかったので、連続4回受験したわけではなかったのですが、まあ、ざっと連年受験していたような感じです。
これまでは合格していると思っていたら不合格だった、というパターンが多かったので、今回も不合格だろうなあと思っていましたが、意外にも合格をいただけました。
これまでの不合格の3回の受験と今回の合格した受験の何が違っていたのかをちょっと考えてみることにしました。
仮計算表から直接転記へ方針転換した
4回目の受験で初めて仮計算表を作成せずに直接転記をする解答法を採用しました。
私は、税理士試験は当初から継続して資格の大原にお世話になっておりまして、仮計算表を作成する方法をとっていました。
私が消費税法の勉強を始めた頃にはすでに軽減税率制度があったため、仮計算表で情報を整理することは理に適っており必要不可欠だと思っていました。
初めて受験したときは、この仮計算表に項目名(水道、外注、とか)までも記載して作成していました。資格の大原の模範解答ページには毎回、完成された仮計算表が掲載されているのですが、まさにそれと同じものを作成する意気込みで取り組んでいました。
本試験は分量がかなり多く、仮計算表は完成に近づいているものの肝心の解答用紙は試験時間残り10分くらいまでは白紙の状態で、残り時間で必死に解答用紙に数字を転記していました。
いまから考えるとずいぶん非効率なことをしていたものですね笑
その後、2回目、3回目の受験のときは、仮計算表をできるかぎり簡略化して作業量を減らしてみました。
当時、ネット情報で、TAC予備校は直接転記を推奨している、仮計算表を作成していてはダメ、といったのを見聞きして、試しに直接転記の方法を少しやってみたものののわけが分からなくなってしまったため、本試験までに結局仮計算表から離れられませんでした。
結果、3回連続で不合格でした。
マンネリ化もしてきたのと次はインボイス制度導入後初めての試験のため、一度消費税法の受験をお休みしました。
そして気持ちを新たにして4回目の受験対策を始めたとき、もう最初から仮計算表はなしで、あたりまえのように直接転記による解答をする練習をしていこうと決めました。
というのも、ここ近年の消費税法の本試験はとにかく解答量が多く、集計作業がまったくできないようなことも頻発していたため、仮計算表作成といった悠長なことをやっていてはいけないのではと感じたからです。
そのほか、資格の大原の講師が講義内で「なるべく仮計算表を作らずに解答できるようにして」といった話もあり、私もようやく直接転記を前提とした解答をする決心がつきました。
最初は解答用紙のどのあたりに書き込めばいい感じになるのかよくわかりませんでしたが、少しずつ慣れてきて、そこそこきれいに解答することができるようになりました。
といっても本試験直前まで、前半の解答スペースががっつり空いているけど後半の方だけ細かい字で書きこんでいる、といったアンバランスな答案もよくありましたね。
令和7年度本試験では、練習どおり直接転記の方法で臨みました。計算問題が1題しかありませんでしたが、取引分類で時間が足りなくなる事態だけは避けることができました。調整対象固定資産の判定をぎりぎり済ませたところで試験終了、といった感じでした。
無事、合格することができました。
計算問題が1題だけ・納税義務判定が出題されなかった
実はこれが一番大きな要因なんじゃないかと思っています。
これまでの3回の本試験はとにかく計算問題のボリュームがかなり多く、しかも納税義務判定の解答量が異常なまでに大量で時間配分に失敗してきました。
3回目の受験のときは2回目の受験のときの失敗を踏まえて時間配分にかなり慎重になって臨みましたが結局失敗して不合格でした。
それに比べて今回の第75回試験は計算問題が1題でなおかつ納税義務判定(2割特例適用可否判定)がなかったため、問題量はそこそこ多いものの時間配分を誤るような事態にはなりにくく、とにかく取引分類を一生懸命やりぬけばいい、といった内容でした。
もちろん理論問題との兼ね合いはありますが、それでも計算を70分間とにかく頭から順番にやっていけばいい、というのはシンプルな対応で事足りるのものでした。
最後に
もし今、計算問題を仮計算表の方法で解答している人がいれば、できるだけ早く直接転記の方法に切り替えることをおすすめします。
試験問題によっては、結果的に仮計算表でも直接転記でもどっちでも変わらないこともあるとは思いますが、直接転記のほうが解答時間を節約できることは間違いないので、練習を重ねてもらって、本試験をぜひ直接転記で挑んでほしいです。
あとは、正直なところ本試験と自分との相性な気がします。こんなことをいってはおしまいですが、たぶん5回受験すれば1回は自分の実力を最大限に発揮できる本試験に出会えるはずです。
どうしても一発合格したい方には意味のない発言ですが。。。
理論問題については、あまり工夫したところはありませんが、しいていえば暗記はそらんじることでできますが、解答は記述する必要がありますので、暗記できた条文については必ず実際に書き出す練習をする必要があります(当たり前か笑)。
書くのは意外と時間がかかりますし、なぜか語句が抜けたりしますので、精度の高い解答を何分何秒で記述できるのか時間を図りながら実際に書いてみることをおすすめします。
消費税法。税法の登竜門的な科目ですが改正が多く合格するのには全然簡単じゃありませんよね。私ももう合格できないのだと思っていました。でもあきらめずに取り組んでいてよかったです。
以上、今回はこれでおしまいです。