2回目の受験です!
私は、前回(74回)の税理士試験で初めて相続税法を受験し、54点で不合格、今回は2回目の受験でした。
前々回まで連続3回受験して不合格だった消費税法は、前回はお休み、今回は受験したため、今回は初めての2科目受験でした。
感触は、さほどよくありません。。。
解答速報を見ましたが、資格の大原ベースでボーダーまでは3点足りません。
前日に受験した消費税法よりかはある程度まんべんなく解答ができていた感じはしますが、ところどころでもうちょっとずつ正答したかったという印象です。
出題数に戸惑う
消費税法の受験対策を長らくしていた私にとって、相続税法の理論問題についてずっと感じていたことがあります。
それは、解答用紙が少ない、ということです。
消費税法では解答用紙はこんなに要らないよと思うくらい解答ページもしくはスペースが与えられることがほとんどでした。むしろ書きすぎを気にするくらい。
でも、相続税法は事例問題が2題で、各問題につき毎年2枚しか解答用紙がありませんでした。概要を簡潔に書かなければ、柱となる関連条文すら書き損ねてしまいます。模試では、せっかく覚えた条文を解答欄が足りなくて書けなかったこともありました。
それに、読み取りに時間がかかる事例問題が多く、理論1題につき25分程度で解答するのはほんとうに難しいと感じていました。
ところが、いざ第75回の本試験を見てみると、、、
あれれ、理論が1題でしかも解答用紙が6枚ある?!
最初に解答用紙が配布されたときに異変に気付きました。え、理論1題じゃん、どゆこと、、、、?
そして計算がなぜか2題体制になっていました。最初は2題って、2問目はやっぱり精算課税の単発問題なのかなと思っていましたが、問題を見ると2問目もけっこう普通にボリュームありました笑
理論は未分割申告・小規模宅地等の特例・配偶者居住権でした。
あんなに精算課税と贈与税の非課税を固めてきたのにぜんぜん出てませんでした。
理論から解答しました。理論1題で50分を使っていいのかどうか悩みました。なぜって計算が2題あるからです。
理論は想定していなかったテーマなので気が進みませんでしたが、とりあえず45分くらいは頑張ろうと取り組みました。
未分割時の取扱い、課税価格、その後の手続き、居住用宅地等に該当するかどうかについては解答しました。
小規模宅地等は、各特例対象宅地等について用語の意義をしっかり暗記してきていましたが、やっぱり最近出題された特定居住用宅地等については出ないだろうと思って暗記してませんでした。出るなら事業用宅地か貸付宅地だと思ったのに、、、くやしい。
きっとほかの受験生も居住用については暗記できていないだろうと思うことにして解答できていなくても気にしないことにして進めました。
解答速報には小規模宅地等の本体規定も解答していましたが、あれを書いていたら時間足りなくなるんじゃないかと思いました。まあ、点がないよりかはいいんですかねえ。
なんだかんだ50分を理論に充てて、計算に進みました。
たぶん、多くの受験生がとりあえず2問目から取り掛かったのではないかと思います。
いやあこれがなかなか大変な問題でした。たぶん、時間があればわりと解答できるものだったとは思うんですが、焦ってやっているうちに混乱しがちで、思いのほかうまくできませんでした。令和9年に死亡という設定でもう焦ってしまいましたね笑
ありとあらゆる贈与税の特例規定を駆使して贈与を行っており、こいつはすごいや、とか思っていました。
早めに解答を切り上げたかったのですが、ずるずると解答し続けて、贈与税の課税価格パートを終えて、相続税の課税価格パートを一切無視して第二問を終了しました。
相続税パートはみなさん解答したのだろうか。。。解答速報みたら計算過程欄は空欄になっていて加算される金額だけ書かれていました。これなら書いた方がよかったかもなと思いました。
計算の問1に取り組み始めたところで残り45分でした。
やばいやばいぞと思いながら解答を進めました。問2をやっているときに、問2が想像以上に難易度が高かったのでひょっとして問1が簡単なのではないかという推測をしていました。
土地の評価がなんだかわかりませんでしたのですっ飛ばしましたが、ほかはわりと簡単だったと思います。
私は、いつも相続人判定後、とりあえず計算可能な税額控除を解答してから、最初に戻って財産評価をしていく流れを取っており、同族株式は最後にして債務控除・生命保険を先に解答していました。
今回も同様でしたが、債務控除を終えたところで、同族株式評価が楽そうに見えたので、残り15分くらいのところで取り組みました。
いざ取り組んでみるとこれは確実に点取り項目だ絶対解答しなきゃという気持ちになりとにかく急いで解答しました。
残り3分くらいで生命保険に取り組んだのですが、放棄している者について非課税枠がないことを示したにもかかわらず非課税金額の按分計算をしてしまい、各人の非課税金額が端数になったところで間違えたことに気づきました。
やりなおしている途中でタイムアップになってしまいました。残念。。。
まとめ
たぶん、理論を45分くらいで終えて、計算の2問目を軽くすまして、計算1問目を確実に解答していく戦法が正解だったのだと思います。
相続税法は、理論は同じ論点がまた出るということがけっこうあるようですね、特定居住用宅地等暗記しておけばよかった。。。。
きっと合格は難しそうですが、意外とほかの受験生ができていないことを祈りながら合否を待ちます笑
今日はこれでおやすみなさい。