実はちょっと興味はあった
以前のブログで、私は学生時代に哲学専攻だったことを書きました。ですから、私はある程度の理論体系が確立している「目に見えないもの」の話には興味があります。
古代ギリシャの哲学者プラトンのイデア論の派生として、後世においてプロティノスに代表される新プラトン主義というものがあります。
私も詳しく学んではいないのですが、確かイデア(原型)を「一者」という名称に替えて、「一者」から流出したものによって世界はできており、その流出をさかのぼって「一者」に到達するよう努力(修行)するのだ、といったような考え方であったと記憶しています。
これはなかなか神秘思想な感じですよね。
でもまあ私は案外こういう「何かと一体化する」とかいったようなお話は嫌いじゃないです。
現在税理士試験を受験中ですが、将来税理士として開業したときに、せっかくなら自分の興味のあるジャンルの事業者を顧問先にできたらいいなと思ってはいます。
やりたくないと思うのはナンバーワンで中古車販売業者なのですが(処理が複雑なのと車に興味がなさすぎて)、反対にやりたい業種はなんだろうかとよく考えるのです。
そこでちょこっと思い浮かんだのがスピリチュアルカウンセラー。
私は実は人生において悩みというものを感じたことがなぜかなく、アドバイスをもらいたいと思ったこともないのでカウンセラーと呼ばれる人とは関わったことはありません笑
ですがその「スピリチュアル」な考え方そのものはどんな理屈なのだろう、と以前からちょっぴり関心がありました。
最近、ネットでスピリチュアルカウンセラーと呼ばれる人たちのHPを初めて検索してみました。
占いも受けたことがない私なので相談料(施術料?)の相場はまったくわからないのですが、すごく高額なのだと感じました笑 20分5000円とか、1時間12,000円とか平気であるんですね。びっくりしました。
私の妻の母はそこそこ占い師に相談していたりするそうですが、占い師・スピリチュアルカウンセラー業界は私が想像しているよりもずっと市場規模がありそうな気がしました。
kindleで見つけた本
私は別に悩みを解決したい状態ではないため、カウンセリングを受けたいわけではありません。彼らはどんな人たちでどんなことを言ったりするのだろうかと気になったため参考になる書籍を探してみました。
すると、こんな面白そうな本を見つけました。
さくら真理子 著『気になるスピリチュアルカウンセラー 全部かかってみました!』
これはこれまでに1000万円以上をかけてあらゆるスピリチュアルカウンセラーに会ってきた著者が、その体験談や気を付けるべき事項などをまとめた本です。
これをスピリチュアル完全ど素人の私がいきなり読んだわけですが、感想としてはなかなか面白かったです。
そうか、スピリチュアルカウンセラーとはこういう感じの人々で、相談する人というのはこういう心理でお金を払って相談しているのだなあと、ほんとうに初めて知ることばかりでした。
まあ正直、私は「宇宙からのメッセージ」とか言われても、いったいどういう理屈で?それを受け取っているんじゃ?とか思ってしまうのでとうてい信じてはいないのですが、スピリチュアル業界ではそれ相応の常識のようなものとしてある程度の理論体系的なものがあるようだということは理解しました。
それに、まあどんなヘンテコリンな話であれ、悩んでいて前に進めない人たちの相談に乗って、その人たちに前向きになってもらうきっかけを与えているということであれば、スピリチュアルカウンセラーと呼ばれる人々は、ある意味大切な役割を担っているような気もしました。
そしてついでに、どんな高額な費用を払ってまでも相談したい人たちがたくさんいることも知りました笑
大人気のスピリチュアルカウンセラーは、やっぱりそこそこ所得はありそうだし、確定申告とか毎年しているんだろうなあと思った次第です笑
対面だけでなく電話とかネットのZOOMとかでもやっているみたいですし。
まとめ
私は、スピリチュアルな事柄について信じることはきっとできないとは思いますが、その内容には興味がありますし彼らカウンセラーという職業はなくてはならないものであるとも考えています。
将来、スピリチュアルカウンセラーを継続的に応援できる税理士になるのもいいかもなあと改めて思えました。とてもいい書籍でした。
今日はこれでおしまい、おやすみなさい。