たばこが苦手なわけではない

 私は非喫煙者です。でも、たばこの煙やにおいが嫌いというわけではありません。

「たばこを吸っている人」と仲良くはなれないことが多いです。反対に言えば、私と気の合う人はたいていたばこを吸わない人です。

 現在34歳で、たばこを吸える20歳になってから14年経ちましたが、私の経験上、私は喫煙者と気が合いません。

 たばこを吸っているからといって嫌いになっているわけではないのですが、たばこを吸う人と私は同じコミュニティに属していないと感じています。

 たばこを吸っている人って、私としてはなんだか「男っぽい」んですよね。

 うまく説明できませんが、話をしていても、ただの雑談では終わらずなにか指摘をしてきたり、意見してきたり、あるいはマウントを取ってきたり、「それは違うだろ笑」みたいな言葉を言ったり。

 イメージとしては、喫煙者たちは、男子高校生の友達グループみたいな、いじり合い、というか、けなし合い、というか、「お前ちげえよ」「いやマジだって」「ふざけんなよ~笑」みたいな会話をしている(もしくはこれまで若いころにしてきた)人たちなのかなと思っています。

 とんでもない偏見かもしれませんが、けっこうまじめにそう感じています。

 たばこって、だいたい学生時代とかに始めると思うんですよ。それで、きっかけというのは、おそらく一人で吸い始めようとしたわけではなくて、大半の人は、先輩や友人が吸っていたから(誘われて)だと思うんです。

 先輩が「タバコ行かね?」って言ってきたら「いいすよ、行きましょう」って言えるように、自分も吸い始めたんじゃないですかね、もしくは友人が吸っていたら、喫煙所は決まったところにありますから、友人だけ喫煙所に行かせるわけにはいかない、または友人グループのなかで自分だけが喫煙所に行かない、という事態を避けようとして、自分も吸い始めた、そんな感じではないですか?

 つまり群れる状態(集団に属している状態)を維持するツールとして、たばこが利用されているわけです。

 職場でも、喫煙所でたまたま役職者と一緒になって、そこでいろんな相談をして決裁や承認などの根回しが終わったことで業務が円滑に進めることができた、という同僚はたくさんいます。

 コミュニケーションの潤滑油としてたばこが役に立っていることは否めません。

 しかし、私はこの「たばこ仲間」みたいな馴れ合いがどうにも苦手です。

友人に喫煙者がいなかった

 大学生のころ、キャンパス内にいくつか喫煙所があったとは思いますが、友人と一緒にいて「たばこ吸ってくるわ」という話になったことはありません。

 友人たちに喫煙者はいませんでした。

 20歳になってすぐ、仮に「タバコ吸っていかない?」と言われても「いや、吸わないから行ってきていいよ」という回答をしたと思います。

 たばこ反対派というわけではないですが、そもそも興味がなさ過ぎて吸う気にならないですし、友人が喫煙所にいくのであれば「行ってきたら? じゃまたね~」となるだけで、連れ添う発想にはなりません笑

 なんか、男子中学生の「連れション」みたいな感じじゃないですか?

 私が苦手なのは「俺ら」的な概念、ですかね? 別にグループじゃなくてもよくない? バラバラでよくない? というように感じてしまいます。

 麻雀とかもタバコ仲間と同様だと思っています。

 学生の頃、男子数人が集まるとすぐに誰かが「ゲームしようぜ」とか「大富豪やろうぜ」とか「麻雀やろうぜ」とか言ってきて「負けたやつはジュースおごりな」とか言ってくるじゃないですか?

 なんでみんなで集まったのにゲームやってしかもなにか賭けなきゃいけないんだろう、みんなでいろんな話すればいいのに、とよく思ってましたね。

 私はゲームは好きじゃないですし勝ち負けも好きではないのでいつも参加しませんでした笑

 一人で寝たりしてましたね。まあ、みんなで集まったことも数少ないんですけどね。

 私と同じように思っている人はいますか?

 喫煙者とそりが合わない、といった感じです。

 「俺ら」的仲間意識、といったようなものに拒絶反応があります笑

 では今日はこれでおしまい、おやすみなさい。