実は涙もろい
私は34歳のサラリーマンですが、実は「君の名は。」をはじめ新海誠作品が好きで、そして結構泣きます。
大学生の頃は、まだ新海誠を知りませんでした。TSUTAYAでよくジブリ作品のDVDを借りて繰り返し一人で見ていましたね。
もののけ姫とかも見ていましたが、「耳をすませば」を30回くらい観てました笑
その後、就職した頃に「秒速5センチメートル」を観て小説のようなアニメに感激し、新海誠作品をよく観るようになりました。
当時「君の名は。」は、テレビCMを観る限りこれまでの新海誠作品とは異なりポップな印象で、子供の頃から観るのが苦手であった「人物の入れ替わり」があるストーリーだったので、なかなか映画館に観に行く気にはなれませんでした。
それでもすごく話題になっていたため、とりあえず観てみようという気になって映画館で鑑賞しました。
いや、これがもうとんでもなく泣いてしまいました笑
当時、私はたぶん24歳?かな?
瀧と三葉がこれほど親密になったのに、一瞬でお互いに忘れてしまう事態に号泣。最後はちゃんと出会えて幸福に包まれました。
映画館ではたしか3回観たと思います。
響かない人も多いらしい
「君の名は。」を観てもさほど感動しない人も意外にたくさんいるらしいですね。
私は自宅で「君の名は。」を観ると、一緒に映画を観ているわけでもない妻に「出会えてよかった」と泣きながら伝えたりしていました笑
妻は「君の名は。」でさほど感動しないらしいです。
いろいろなコメントなどを見ていると、「いつの間に二人が好き同士になっていたんだ??」、「いつの間に「忘れちゃだめな人!」になっていたんだ??」となって話に追いついていけない人が結構いるらしい。
これは、正直若い男女が登場したときに恋仲になることは当然であるという期待が観客側になければ、こういった道に迷うことになってしまう気がするんですよね。
「君の名は。」に登場する台詞「ずっと誰かを探している」というその気持ちは、実は私は本当によくわかるんです。
たぶん12歳頃から感じていました。「自分にぴったりな、素敵な人がいつかきっと現われるはずで、今もきっとどこかにいる、もしかしたらすぐそばにいるのかもしれない」と学校帰りによく思っていました。
きっとこういう気持ちになった時期を「思春期」というのでしょうね笑
ジブリ作品「耳をすませば」を初めて観たのは11歳のときで金曜ロードショーで偶然でした。ほんとうに身も心もとろけるような感覚に包まれて幸福で胸がいっぱいになった記憶があります。
自分が好きになった人が自分を好きでいてくれることの奇跡を体感した、といった具合です。
観た次の日から野良猫に話しかけていましたからね笑
「君の名は。」はひとことでいうと「運命の赤い糸」のようなお話です。この「いつかきっと愛し合える人と出会えるはずだ」という期待に全力で応えてくれるのが「君の名は。」であると思っています。
私は、「君の名は。」に感動しない人は「すっかり大人になった人」なんだと思っています。
不思議な力で結びつけられた若い男女を目の当たりにして「お互いにどこに惹かれたんだろうか」とか疑問を呈しているようなのはきっと「すっかり大人」に違いありません笑
いやそりゃだって体が入れ替わっていて二人だけの秘密を抱えている時点でもうこれは好きになるしかないんじゃない?と私は思ってしまいます。
ここまでの奇跡体験を二人でしていて、ふと入れ替わりが終了したときに「ああやっと面倒な入れ替わりが終わったよ、よかったよかった」で済ませることなんてできるわけがないはず! 彼、彼女のことが気になって仕方がないと思えてくるはず!…
そう思えてこないのは、それはきっとあなたが「すっかり大人」だからです笑
まとめ
「君の名は。」はかつて11歳の頃に観た「耳をすませば」と同じように、「もしかしたら今日素敵な人と出会えるかもしれない」という甘酸っぱい期待をしていた自分を思い出させます。
とても懐かしい気持ちになって、心弾みます。
いやあ、小学6年生くらいから高校3年生くらいまで、そんな期待に胸を膨らませていましたね笑
ちょっと恥ずかしいくらい。
今日はここまで。おやすみなさい。